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Reflectance Meter法とAuto Analyzer法による血糖測定の比較検討
著者: 調けい子1 三村悟郎1
所属機関: 1熊本大体質医学研究所成人体質学研究部
ページ範囲:P.71 - P.73
文献購入ページに移動血糖測定は,糖質代謝における病態解明に直接的な多くの情報を与える.特に,糖尿病においてはその病状を管理するうえに,臨床検査の中でも古くから,最も重要な検査法として数多くの測定法が紹介されてきた.
血糖測定法1)には,還元法(Hoffman法・HagedornJensen法),直接測定法(o-Toluidine法),酵素法(Glu-cose-oxidase法)などがあるが,いずれも高濃度のタンパク質のため,除タンパク操作を要し,少なくとも20〜30分の測定時間がかかり,小規模ながら実験室が必要であるところから,簡単には情報が得られない欠点があった.また,糖尿病昏睡や低血糖など,刻々の変化を把握する必要のある場合には,正確かつ迅速に情報を得る必要性のために,簡易測定法が考案されてきたが,あくまでもスクリーニングの域を脱し得ない状態にあった.
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