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走査電顕の目・13
尿沈渣—扁平上皮細胞
著者: 木下英親1 田崎寛1
所属機関: 1慶大泌尿器科
ページ範囲:P.103 - P.104
文献購入ページに移動 尿沈渣検査が,腎実質,尿路系疾患の,診断,鑑別,経過観察のうえに欠くことのできない検査であることはいうまでもない.尿沈渣観察法として,通常の検鏡,位相差顕微鏡による観察,ギムザ染色,パパニコロウ染色をはじめとする染色による細胞観察が行われている.
遊離細胞の走査電子顕微鏡による観察はすでに,主として血球などで行われており,尿沈渣の走査電顕による観察も,これに準じて行うことが可能であると考えられる.しかし,尿沈渣についても,固定,脱水など試料作製に関して,なお検討の余地があり,数多くの観察とその所見の解釈が重ねられる必要がある.
遊離細胞の走査電子顕微鏡による観察はすでに,主として血球などで行われており,尿沈渣の走査電顕による観察も,これに準じて行うことが可能であると考えられる.しかし,尿沈渣についても,固定,脱水など試料作製に関して,なお検討の余地があり,数多くの観察とその所見の解釈が重ねられる必要がある.
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