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Senior Course 病理
臨床病理学的立場よりみた電子顕微鏡学・1—序説電顕室のレイアウト管理,臨床検査における電顕の占める位置について
著者: 相原薫1
所属機関: 1日本医大中央電顕室,病理
ページ範囲:P.120 - P.121
文献購入ページに移動 1932年ドイツのRuskaとKnollにより初めて磁界型電顕が組み立てられて以来40年を経過しており,世界全体で使用されている電顕は10,000台に達しているものと推定される.わけても医学生物学への応用はガラスナイフにより超薄切片を作成する方法を創始したLattaおよびHartmann(1950)の努力に負うところが多い.その後電顕の鏡体に関する技術の向上,解像力の飛躍的上昇,すぐれた包埋用樹脂の導入,超薄切片の作成技術の向上により,その後の飛躍はめざましいものがある.しかしながら医学ことに臨床検査に電顕が十分活用されていたかは疑問であり,電顕検査(Service E/M)が臨床検査のうえで重要な役割を果たすという認識が出てきたのはごく近年である.
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