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胃液ペプシン定量法の検討—Radial Diffusion Assay今村変法
著者: 伊藤綏1 加藤督介1 三宅良彦1
所属機関: 1国立東京第二病院消化器科
ページ範囲:P.1115 - P.1117
文献購入ページに移動胃液検査の重要性については消化性潰瘍を中心として従来より注目されているが,最近における消化管ホルモン研究の場合にも避けて通ることはできないところである.しかし胃液酸度測定については消化器病学会における検討委員会によりその基準的方法が確立され,この方面の研究がより明白にされることが期待される.一方,ペプシンを中心とする酵素測定についてはまだ明確な基準がなく多くの問題が残されている.このようなペプシンに関する研究の遅れは多くの原因があるが,その最大の理由は臨床的に実施可能な測定方法が確立されていないことにあると思われる.
われわれは最近開発されたRadial Diffusion Assay今村変法を実施し,本法の実際面についての検討を行ったのでその成績の概要について報告する.
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