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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻10号

1974年10月発行

文献概要

新しいキットの紹介

血液中の病原細菌の検出に関する検討—Vacutainer culture tubeの応用

著者: 松原忠雄1 浅野英夫1 岩尾守義1 横田好子1 西田実1

所属機関: 1藤沢薬品(株)・中央研究所

ページ範囲:P.1118 - P.1121

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 Vacutainer culture tubeを血液中細菌の検出培地として検討し,次の結果を得たので報告する.
(1) Vacutainer culture tubeは一種類の培地で,好気性菌および嫌気性菌の発育が可能で,市販のcul-ture bottleより広い範囲の細菌の検出ができる.
(2)各種のグラム陰性菌およびS.aureusの発育が市販のCulture bottleよりも速く,より少ない接種菌量でもこれらの菌の検出が可能である.
(3) S.Aureus209-P JC-1による実験的菌血症ウサギの血液中の菌の検出効果においても良好な成績が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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