文献詳細
文献概要
日常検査の基礎技術
酵素の初速度分析
著者: 荒木仁子1 山本妙子1
所属機関: 1東京女医大・臨床中央検査科化学部
ページ範囲:P.1125 - P.1132
文献購入ページに移動酵素はタンパク質性の触媒で,体内のほとんどすべての化学反応は酵素によって触媒されている.生命現象の本体は酵素反応であるとさえいわれ,臨床化学検査でも数多くの酵素の活性測定が行われているが,従来のend point assayに対し,最近では活性測定を初速度分析で行う傾向が強くなってきた.そのための装置も種々市販されるようになり,国際生化学連合の勧告もあって,今後ますますこの方法が普及するものと思われる.ここでは主としてLKB8600酵素反応速度測定装置による方法を解説する.
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