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学会印象記
第1回精度管理に関する国際シンポジウム—Al-PとLDHに周到な調査と活発な討議
著者: 荒木仁子1
所属機関: 1東京女医大中検化学
ページ範囲:P.1141 - P.1141
文献購入ページに移動 第1回精度管理に関する国際シンポジウム(lnterna-tional Symposium on Quality Control;ISQC)が東京プリンスホテルで,1974年6月1日,2日と開催された.西ドイツ,オランダ,オーストラリア,ニュージーランド,香港,台湾,韓国,米国など海外からの演者を迎えて,300人前後の会議であった.この中から聞いた範囲で興味のあった事がらについて述べてみたい.
今日,日本と限らずどこの国でも,これほど精度管理の問題がやかましくいわれるようになったのは,自分の所のデータが本当にあてになるのかどうかということと,よその成績と直接比べてそのまま患者のデータとして利用して何らさしつかえないかということの2点につきると思う.そして周知のごとくその解決の一手段としてX-R管理図による精度管理が行われている.
今日,日本と限らずどこの国でも,これほど精度管理の問題がやかましくいわれるようになったのは,自分の所のデータが本当にあてになるのかどうかということと,よその成績と直接比べてそのまま患者のデータとして利用して何らさしつかえないかということの2点につきると思う.そして周知のごとくその解決の一手段としてX-R管理図による精度管理が行われている.
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