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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻10号

1974年10月発行

文献概要

Senior Course 血清

ウイルスの血清学的検査

著者: 中村正夫1

所属機関: 1国立病院医療センター研究検査科

ページ範囲:P.1146 - P.1147

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ウイルス検査と臨床との関連(2)
 ウイルス性疾患の臨床検査において病因を明らかにしようとするためには,血清学的検査よりも,ウイルス分離の成績が決定的となることが多い.したがって,血清学的検査と同時に,適切な検査材料についてウイルス分離を行うことが重要である.しかし,手技,費用あるいは設備の点などから,病院の検査室ではウイルス分離を行うことは一般に困難な場合が多く,比較的行いやすい血清検査が用いられているのが現状である.もちろん血清検査が重視される場合もある.ウイルス血清検査がどのような場合に必要であり,また意義を持つかについて考えてみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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