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文献詳細

雑誌文献

臨床検査18巻10号

1974年10月発行

文献概要

Senior Gourse 生理

非観血電気血圧計

著者: 久保田博南1

所属機関: 1日本光電工業(株)

ページ範囲:P.1152 - P.1153

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 生体の循環動態の状況を知るうえで一つの指標となるものに血圧(blood pressure)がある.本来"血圧"とは何をさすかという点に関しては,種々定義され,またその測定法も一律ではないが,その存在については疑問の余地がないことも事実である.測定値も生体側の諸因子により変化し,たとえ測定値が得られたとしてもそれのみにより循環系の状態を知りえないのも事実である.しかしその数値を知ること,あるいはその変動を監視することは重要なことであり,測定法に関する研究は古くから行われている.一般に血圧測定法には非観血法と観血法があり,それぞれについての研究が進められてきた.非観血法には,聴診法,触診法,振動法,発赤法などがあるが,特にKorotokoff音(以下K音と略す)を利用したリバロッチ法(Riva-Rocci Methode)が普及している.血圧自体の意味も,リバロッチ聴診法の方法論も完全な意味が説明されていないが,こういった疑問点以上に,現在ではその簡易性から血圧測定といえばこの方法がとられていることも否定できない.したがって非観血血圧計もこの方法を自動化または半自動化したものが大部分である.ここではその代表例について説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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