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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査18巻3号

1974年03月発行

雑誌目次

カラーグラフ

Grimelius法について—好銀性染色

鬼頭 花枝

pp.252-253

 神経内分泌細胞およびこれに由来した腫瘍細胞が保有するいわゆる神経内分泌顆粒を同定するため諸種好銀染色法を吟味した結果,最近,Grimelius法(1968年)が最も鮮明に好銀顆粒を染め出すことが明らかになった.これは操作が簡便であるのみならず,間質成分(膠原および格子線維)の共染がないという利点を持っており,今後広く普及するものと考えられる.原法は膵ラ氏島のα細胞を同定するため考案され,硝酸銀の溶解に0.2M酢酸緩衝液(pH5.6)を使用しているが,むしろ蒸留水を溶媒として用いたほうがより鮮明な陽性顆粒所見が得られる.以下筆者の行っている染色法を述べ,具体例をH・E染色と比較しながら供覧してみたい.なお本染色は塗沫標本ならびに電顕用の超薄切標本にも適用可能である.

技術解説

血清分離までの検体処理法

浅川 英男

pp.255-262

 検査データに正確さを求める時,非常に重要であるのにかかおらず見落とされがちなのが,採血してから検査に移る過程での処置の重要性である.大規模な病院においても,また外注に出す時にもその重要性は少しも変わらない,もし採血から検査に移るまでの過程に少しのミスもないとしたら,検査データでのバラツキ,臨床症状との不一致といったクレームはすべて検査中に生じたことになる.他方,もし検査手技上何らのミスがないのに理解しにくいようなデータが出てくれば採血後検査までの検体の処置に不都合があったのではないかと考えねばならない.事実そのようなことは起こりうることである.大規模病院であらゆる検査が自分のところで検査しうる時,しかも短時間でできる時はもちろん,外注に出しての結果を待つ時はさらに採血後検査に移るまでに起こりうる各種の予期しえないトラブルがはいり込んできて検査者,結果をみる臨床側を悩ませる.それらの問題点について記してみたい.

検査用赤血球の超低温保存と解凍

大久保 嘉明

pp.263-270

 赤血球の冷凍保存は,まだ完全とは言えないにしても,ずいぶん手軽にできるようになり,検査用や輸血用に利用されるようになった,検査用血液の冷凍・解凍は,量が少ないのが普通であり,輸血用血液ほどは無菌的操作を必要としないので,だれでも手がけられる気やすさがある.本邦では,まだ数少ない施設しか冷凍保存していないであろうが,これから始められる諸氏の手助けともなれば幸いである.

総説

タンパク質の免疫化学的定量法

中村 弘

pp.271-276

 タンパク質の免疫化学的定量法は,タンパク質の抗原性を利用してそれに対する特異抗体との間に形成される抗原抗体反応結合物の測定から抗原タンパク量を求める方法である.したがって,その反応の特異性や,抗原抗体反応が化学量論的に扱いうるものであること,またその反応の機構に関する知識は,この方法を用いての定量結果の正しい理解に役だつと思われるので,抗原抗体反応の基礎と,測定方法の原理を主体に記すことにした.

私のくふう

第6回"私のくふう賞"発表

本誌編集委員会

pp.277

入賞(正賞 賞状および賞金1万円,副賞 本誌1年間贈呈)なし選外佳作(賞金5,000円,副賞 本誌1年間贈呈)

自動包埋器の2重利用法

高田 多津男

pp.303

 私はパラフィン用自動包埋器を利用してルーチン検査として行われているH・E染色を試み,十分その目的がかなえられることが証明されたので報告する.

座談会

CRP検査C-reactive protein test

堀越 晃 , 谷口 雅 , 佐藤 蓉子 , 松橋 直

pp.278-285

 新しい検査法が開発される時,その開発者は,その検査法の特異度,鋭敏度,検査としての適応度などをいろいろの立場から検討し,発表するのが常である.そして,日常検査におけるひとつの検査として取り入れられると,自然淘汰をうける.その間に,検査室における技術者により,より細部の術式に改良,くふうが加えられる.こうして,多くの検査法は最初に発表された術式と,異なった様相を呈してくる.また,検査室の間でも,その術式に多少の差が出てくる.このようなことが原因となって,検査室間の成績のバラツキがでるひとつの原因となってくる.さらに,バラツキの原因は,技術者自身の技術の熟練度が問題になることあるが,その原因のひとつとして検査法の日常検査としての適応性が考えられることがある.

 日常検査がこのような問題点を含む現状なので,本誌では,このテーマを取りあげ,種々の検査法の術式で問題になり得る点を,実際に行っている技術者を中心として討論し,問題を広く提起して,読者(検査室)とともに検討し,検査法を標準的なものに引き上げたいと思う。また,こうすることにより,検査室間の相互比較が可能となろう.今回はCRP検査を取りあげる.

異常値の出た時・15

ロイシンアミノペプチダーゼ

植手 鉄男 , 清水 秀子

pp.286-292

 血清中ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)**活性測定は,1958年Goldbargらにより肝臓癌診断に利用価値のあることが報告された1).その後,肝臓癌診断への利用価値は疑問視され,妊娠時の胎盤機能の診断,閉塞性黄疸,肝炎,悪性腫瘍の肝転移の診断に本酵素活性の測定が有用であることが明らかとなった。本論文においてはその異常値をいかに判断するかを,次の諸点より考えてみることとする.

(1)ロイシンアミノペプチダーゼ測定法の比較と臨床利用における問題点,すなわち異常値との関係

臨床化学分析談話会より・7<関東支部>

卒後訓練のありかたは—リポタンパクの分画像をめぐって

菅野 剛史

pp.293

 第168回分析談話会関東支部例会(48.11.20)は東大薬学部の記念講堂で開かれた.臨床病理学会の3日前という忙しい時期であったが約70名の参加者があり,リポタンパクの分画像を中心に話題が提供された.

論壇

臨床検査雑感

有賀 槐三

pp.294-295

憂うべきこと

 近年の医学の中でも臨床検査の進歩発展はまことにめざましいものがある.年々新しい検査法が開発され,また従来のものに改良が加えられ,全体的に検査はしだいに高度化し,かつ拡大されてきており,それとともに専門的技術を要求されるものがしだいに多くなってきている.これに伴って病院の診療組織の中で,中検の占める分野は量,質ともに拡充されてきている.検査の種類をみても件数をみても,あるいは病院内で占める面積からみても,あるいは検査要員からみても実に著しい発展である.このことは一方には医師に対し,検査への依存性を増大させる傾向を生んでおり,また不必要なあるいは不急な検査をむやみと実施する傾向さえみられてきている.この傾向が検査件数の増加の要因になっているとすれば憂うべき現象である.

 回診の時に経験することだが,2,3日前に入院した患者で当然すぐ必要と思われる検査が"オーダーは出してあるがまだ返事が来ない"ということがよくある.オーダーを出すことが主治医の責任で,その結果が来ないのは中検の責任ということであろうか.

臨床検査の問題点・61

赤血球の観察

日野 志郎 , 武内 恵

pp.296-300

血算や白血球の観察に比べ,赤血球の形態観察は検査室でもややなおざなりにされている.奇形赤血球や封入体の見分けかた,その臨床的な意義,またその観察にはどんな標本がよいか,見る技師の主観に影響されやすいだけにどんな姿勢で見たらよいのかなどを検討する.(カットは走査電顕でみた金米糖状赤血球)

研究

肝疾患とその他の疾患の患者血清の免疫電気泳動像の差異

矢後 文子 , 松橋 直 , 瀬戸 幸子 , 佐藤 蓉子 , 及川 るみ子 , 中野 和子 , 白井 美江子

pp.301-303

はじめに

 免疫グロブリンを除く他のグロブリンの大部分を合成している肝臓に障害があれば,当然,血清タンパク分画くに変化が認められることが予想され,セルローズ・アセテート法などでの観察から,血清アルブミン分画濃度の減少と,γ-グロブリン領域の増加が指摘されている1).著者らは,肝障害患者について,免疫電気泳動法により推定できる代表的血清成分の増減を定性的に調べ,対照群として骨髄腫を除くその他の疾患と比較検討したので次に報告する.

血清鉄松原改良法(国際標準法の改良)の測定経験

谷敷 輝夫

pp.304-306

はじめに

 血清鉄の測定は臨床検査室において重要な検査種目であり,測定技術の熟練を必要とするもののひとつである.

 多忙な臨床検査室において簡便に血清鉄の測定が行えるようにと,直接法をキット化し市販されるようにもなった.しかし,多忙な臨床検査のなかで直接法キットの有用性が高いとはいえ,これまでの測定経験から種々問題点が含まれていると思われ,現時点においても,発色試薬にバソフェナンスロリンを用いる除タンパク法による測定方法が最もすぐれており,信頼しうる情報を得られるものと考える.

新しい機器の紹介

Photo B-H Meterによる小児ビリルビンの測定について

山田 正明

pp.307-312

はじめに

 血清ビリルビンの測定は,潜在性肝疾患,特に新生児溶血性黄疸の指標として最も重要であることはすでに周知のごとくである.

 小児,特に未熟児および新生児のビリルビン測定の場合,もちろん超微量法が要求されるが,これらの代表的なものとしてEvelyn-Mailoy法の超微量法として知られているLathe-Ruthven法1),Michaëlsson変法2-6)およびSpectrophotometry法7,8)などがある.

ひろば

不明瞭な価格上昇に検査室は四苦八苦

村田 徳次郎

pp.312

 1973年は国中が品不足と高値で終始した年であった.国会では首相や大臣が"品不足はありません"とか"在庫は十分ある"と声をからしていたが,現実は3割,6割とか値上がりし,そのうえ品不足で店頭には買いたくともない始末である.先日試薬として"塩化ナトリウム"を1びん注文したところ"ありません"という."入荷したらでよい"というと"いつという約束はできないが入荷したら持っていく"という返事である.田中総理は国会で"国の専売の塩は十分出荷しています.品不足は不思議である"と答弁した.一国の総理が不思議がっているのでは私などにとうてい見当もつかないことである.尿の紙コップが品不足だという.それ以前に注文したものが1か月ほど待たされて受け取ったところ請求書を見て思わず息をのんでしまった.注文時の値段が1ケース(2,500個)9,000円であったのが1か月ほどで18,000円と2倍の請求をされた."注文時の値段でなく納品時の値で引き取ってください,ご不満ならお納めできません"と一方的に業者はいう."また,1か月もすれば値上がりします"と付け加えられた時,ついこの間まで買ってくれ,買ってくれとうるさいほどお百度参りしてきた同一人物かと思わず見なおさずにいられなかった.ある大病院の検査科では値に糸目をつけず大量に買いだめしていると聞く.われわれのような中小の検査室には暴力とも思われる高値に手も足も出ないのである.

新しいキットの紹介

患者尿についてのUrotrace使用経験について

武田 勇 , 米谷 孝

pp.313-316

緒言

 尿路感染症の診断には,尿中細菌数の算定が従来より広く行われているが,希釈法はめんどうで時問がかかる難点がある.この問題解決のために,半定量法として,TTC (Triphenyl tetrazolium chloride)法が登場して久しいが,尿中細菌数が少なくても陽性になる場合や菌数が105/ml以上でも陰性を示す場合がある.またdipslide testのUricult法1,2)が最近開発され優秀なスクリーニング法であるが,高価で時間がかかる.このたび,スゥェーデン,Kabi社で開発されたdip and read方式による試験紙は,5〜10分間で判定できる.簡便,迅速な方法である.この試験紙"Urotrace"をシオノギ製薬から提供を受け使用する機会を得たので,われわれが日常行っている尿定量培養法と比較検討を行った.

免疫拡散板による血清α2-マクログロブリン測定法の検討

宮谷 勝明 , 高畑 譲二 , 福井 巌

pp.317-319

緒言

 血清α2-マクログロブリンの測定には,特異抗血清を用いた免疫学的測定法が用いられているが,特に,一元平板免疫拡散法は再現性がよく,また,多数の検体を処理するのにきわめて有用である.しかし,この方法は著しい高値を示す検体では抗原過剰となるため沈降輪が不鮮明となり,さらに,α2-マクログロブリン濃度との間に直線性が得られないことなどから,最適比の領域まで抗原を希釈して測定しなければならない不便さがあった1)

 著者らはBehringwerkeによって開発されたパルチゲン・α2-マクログロブリン2)に,さらに改良が加えられたM-パルチゲン・α2-マクログロブリンを用いて行う場合の測定条件について吟味を試みるとともに,この測定法によって得られた血清α2-マクログロブリン値と血清トリプシン プロテイン エステラーゼ(TPE)活性値3)との関係についても検討を行ったので,その成績を報告する.

血中インドシアニングリーンの安定性に関する検討

二俣 秀夫 , 吉田 章子 , 清水 尚子 , 米谷 正子 , 西部 万千子 , 松原 藤継

pp.320-322

はじめに

 インドシアニングリーン(ICG)血中15分停滞率の測定は,プロムスルホンフタレイン(BSP)検査と並んで,肝排泄機能,肝実質障害の判定に重要な検査法とされており,その測定法も近年,簡便ですぐれた方法が開発され1-3),一般に広く実施されてきている.しかし血中ICGの安定性については,比較的短時間でその吸収が減少するという報告が多く4-6),このことが測定値の精度に影響したり,採血後ただちに測定できない一般開業医などの施設では実施されがたい一因となっている.

 われわれは,すでに,ICG水溶液がきわめて不安定であるが,これに界面活性剤(Brij-35)を添加することにより,著しく安定化することを確認しており3),これらのことを含めて,血中ICGの安定性について若干の検討を行った.

霞が関だより・22

テリトリー—厚生省と文部省

I K

pp.324

 官庁の所管事項つまり業務分担の領域などが説明される際に"縄張り"(=territory)ということばがよく使われる.これをアチラのことばにすれば標題のようになるが,これは本来,領土とか範囲あるいは受持区域という意味を持つ名詞である.しかし説明する場合の使い方としては言い得て妙というべきであるまいか.

 さて,この縄張りにはいろいろな問題がある.高度な教育問題にも存在するし,血なまぐさい事件にも存在するのはご存知のとおりである.

質疑応答

鏡検時における白癬菌の形態について

K生 , 香川 三郎

pp.325

 問 皮膚,爪部の材料に20%および40%KOHを滴下して生標本とし直接鏡検しますが,他の細菌(雑菌)との鑑別にとまどうことがあります.

 培養形より組織形の形態のほうが一般に特徴に乏しいそうですが,白癬菌の特徴的な形態をお教え下さい.また白癬菌は何科に属しますか.

日常検査の基礎技術

電気泳動と血清タンパク分画

河野 均也 , 大島 寿美子

pp.327-334

 電気泳動法は血清タンパクの分画法として広く日常臨床検査に応用されているが,この電気泳動法は種々の支持体を用いたり,あるいは特殊な染色を実施することにより,リポタンパクをはじめ,糖タンパク,血色素およびイソ酵素の分画の検討など多方面にわたって応用が可能であり,重要な臨床検査法のひとつとして普及している.電気泳動法は一般に普及しているとはいえ,適切な操作を実施しないかぎり正しい成績は得られない.そこで,ここでは日常検査として実施されているセルロースアセテート電気泳動法および免疫電気泳動法について,実施上の注意点を中心に述べたい.

検査と主要疾患・15

難治性の肝炎

鈴木 宏

pp.336-337

 難治性の肝炎は国が難病対策の一環として,1972年度に8つの特定疾患を設定した際にその1つとして取りあげられたものである.難治性の肝炎は決して1つの疾患ではなく,ウイルス肝炎の中の難治性のものを指している.ウイルス肝炎のうちどこまでを難治性の肝炎とするかについては,まだ明確に決められてはいない.

検査機器のメカニズム・27

螢光光度計

渡辺 光夫

pp.338-339

1.螢光分析の特色

 物質が光を吸収し,そのエネルギーの一部を改めて光として放出する現象を光発光と呼び,そのうちで光の照射をやめれば発光もすぐにやむ場合を螢光,その後も発光がある時間(10−4秒程度以上)残る場合をりん光と名づけて区別している.螢光分析は螢光を測定して目的物質の定量または定性分析を行う方法で,微量物質の分析法のうちでも重要なもののひとつとして広い範囲に応用されている.

 螢光分析法の最大の特色は感度が高いことで,螢光の強い物質では比色法の100倍に達する.これは比色法が対照液と検体の透過度の差を測るのに対して,螢光分析は検体の発光そのものを測るものであり,さらに螢光の強度は照射された光(励起光)の強度に比例するから,検知器の感度と励起光の強度を高めることによって容易に感度を向上させることができるからである.また螢光と励起光の両方について波長を選択することができるから,選択性の点でも比色法よりすぐれている.

検査室の用語事典

常用病名

伊藤 巌

pp.341

18)気管支拡張症;bronchiectasis

 気管支が広範に,あるいは局所的に,円柱状,紡錘状,嚢胞状の拡張を呈する疾患で,原因の明らかでない特発性気管支拡張症が多いが,呼吸器疾患の経過中に2次的に発生する続発性気管支拡張症をみることもある.早朝あるいは体位変換に際して,著しい咳嗽発作とともに多量の喀痰が喀出される.診断にはX線検査,特に気管支造影が重要である.

血清学的検査

伊藤 忠一

pp.342

16) Antilymphocytic Serum;抗リンパ球血清

 リンパ球で異種動物を免疫して得られる血清のことで,現在最も有効な免疫抑制剤の1つと考えられている.臓器移植の際の拒否反応を抑制するのに有効である.有効成分であるグロブリンを精製したものを抗リンパ球グロブリン(ALG)という.

走査電顕の目・15

尿沈渣—円柱

木下 英親 , 田崎 寛

pp.343-344

 尿沈渣の有形成分のひとつである円柱は,遠位尿細管以後の集合管系にでき,内腔の鋳型であるとされている.ムコプロテイン(Mucoprotein)と少量の血清タンパクにより成り,剥離された尿細管上皮およびその変性したもの,その他の成分が加わったもので,含有する成分と外観とにより,ガラス円柱,上皮円柱,顆粒円柱,赤血球円柱,白血球円柱,螺様円柱,脂肪円柱などに分類されている.円柱の存在は,尿細管腔の一時的な閉塞があったことを意味していて,腎実質疾患の診断および予後を判断するうえに重要である.

 写真は,32歳男子の尿沈渣中の円柱である.タンパク尿を指摘され,尿沈渣中に赤血球1視野に多数を認め,顆粒円柱,ガラス円柱がみられ,諸検査により慢性腎炎と診断された患者の尿沈渣を,2.5%グルタールアルデヒド(0.1Mリン酸緩衝液pH7.4)で固定し,アルコールアセトン系列で脱水し,カーボン,金で蒸着をし,JSM-U3型走査電顕で観察を行った.

シリーズ・一般検査 喀痰検査

喀痰検査の要点

猪狩 淳

pp.345-346

 喀痰検査は呼吸器系疾患の診断,治療の情報を得るには欠かすことのできない検査である.その内容は細菌検査が主となるが,一般検査として依頼される場合もないことはない.喀痰の虫卵,仔虫検査,細胞診もたいせつな検査のひとつである.

私たちの検査室

ここまできた民間検査センター 創造と開発を求めて—大阪血清微生物研究所

pp.347-350

 この研究所は,創業49年,受注検査数300万件(年)と民間の臨床検査センターとして歴史的にもまたその処理能力からも高い評価を受けている.最近の急激な検体増加や,それに伴う精度アップの要求には自動検査機器を十分取り入れて,さらに独自のくふうを生かして対抗している.

付・私たちの検査室

自動化とアイディアと………

pp.351

 新大阪駅の近く,淀川の北岸に5階建の近代的な建物が偉容を誇っている.それが大阪血清微生物研究所である。検査センターとして最大級の設備を誇り,開業医のみならず広く市民病院などからも検体が集まる.

 1階は外事部と称し,伝票整理をはじめ各種の事務が取り扱われる.

Senior Course 生化学

自動化学検査・3—標準液とスタンダーディゼーション

中 甫

pp.352-353

 自動分析における分析法は,主として吸光分析が用いられているが,本来吸光分析法は,ランバート・ベアー(Lambert-Beer)の法則が成立する範囲内においては,その測定物質のモル吸光係数がわかっていれば吸光度(または吸光度に相当するアナログ量)を計測することにより濃度を求めることができるはずである.

 しかし,これは測定物質または反応生成物が常に一定であり,同一濃度において常に一定の吸光度を示すことが前提条件となる.自動分析機の機種によってはモル吸光係数より濃度を求めるタイプがある.またUV法を用いNADH, NADPHなどのモル吸光係数より変化量を求める反応速度測定装置もその例である.しかし,NADH, NADPHのモル吸光係数は,多くの場合6.22×103として計算しているが,この値は光度計の波長幅によって異なり波長純度1.5nmでは6.21×103であったが,8nmでは5.87×103となり真値の94.5%を示したという報告もある1).したがって成書記載のモル吸光係数をうのみにしてあらゆる機種に応用することは危険である.一般には生体試料のように多成分系試料を用いる場合や多くのディスクリート方式の自動分析機のように直接法で測定する場合には,通常用手法でも行うように既知濃度標準物質を基準として未知試料の成分の相対濃度を求める方式が用いられる.

Senior Course 血液

骨髄の低形成と過形成

中島 弘二

pp.354-355

 血液疾患は末梢血の細胞成分の量的質的異常によるものが多いが,赤血球,顆粒球,血小板は,骨髄において分裂増殖した母細胞が成熟したあと末梢血に供給されるため,血液疾患において骨髄検査は診断にとって必須の検査である.骨髄検査には骨髄穿刺により吸引した細胞について塗抹標本による細胞の形態学的観察を行うものと,生検1)により骨髄を組織として細胞構築の形態学的観察を行う方法があるが,生検によらないで骨髄穿刺により吸引した穿刺液の中にある骨髄組織小塊をパラフィン切片標本として骨髄組織の構造を観察することもできる2).骨髄の質的異常は主として骨髄細胞の塗抹標本による細胞の形態学的観察によってなされるが,骨髄の量的異常の有無は骨髄形成の程度および細胞分類によって判断される.

 一般に骨髄穿刺時にメランジュールによる骨髄有核細胞数算定が行われ,骨髄の形成度の指標となされている.またはミエロクリットといい遠心分離による細胞層の分布をみることも形成度の指標となりうる。しかし骨髄は末梢血と異なり,もともと浮遊細胞ではなく組織であり,吸引により組織間液および末梢血により浮遊液とするため吸引時におけるテクニックおよび骨髄組織の性質などにより末梢血による希釈のおそれがある.さらに骨髄細胞は一部遊離浮遊細胞とならず骨髄組織の小塊のまま吸引され,算定された有核細胞数は穿刺液のすべての有核細胞数を反映しない.

Senior Course 血清

ウイルスの血清学的検査

中村 正夫

pp.356-357

赤血球凝集(HA)反応および赤血球凝集抑制(HI)反応(1)

 ウイルスによってそれぞれHA反応を示す赤血球の種類は異なり,反応の至適温度もさまざまである.pHも重要な要因で,アルボウイルス,ラブドウイルス(狂犬病ウイルス)などでは至適pHも厳密である.

 HA反応は①ウイルスの分類,同定,②ウイルスの定量などに応用されるが,さらに重要な応用は③赤血球凝集抑制(HI)試験を行うことにより,血清中抗体の濃度を測ることである.

Senior Course 細菌

検査材料採取の問題点

三輪谷 俊夫 , 船橋 修之 , 神木 照雄

pp.358-359

 臨床検査は単に診療収益をあげるための手段ではなく,また医師や検査担当者の学問的自己満足に終始することも許されない.臨床検査が患者の診療に役だつという検査本来の目的を達成するためには,まず直接患者担当の臨床医と検査担当者がその目的達成のために必要なコミュニケーションを持たねばならない.検査室で日常検査の術式・方法が決められているからといって,臨床医側と検査担当側の連絡を怠れば,患者の診断と治療に大きな支障をきたすことがある.疾病の種類によっては検査材料の採取時期や方法をしばしば誤り,正確な診断が得られないからである.これらの問題を円滑に処理するためには後述するように,各病院内に感染症対策専門委員会が常置され,その活躍が必要となる.

 また,臨床検査に関連してしばしば問題になるのは,研究目的のために行われる検査や将来起こるであろう院内感染を予防するための検査である.これらの検査は現在,健康保険制度の上では検査料が徴収できないことになっているし,病院側においても特別な予算は組まれていないのが現状である.しかし,これらの検査レベルを向上させたり,新しい検査法の開発や患者の合併症予防・再感染防止に重要な役割を果たすことは事実である.これらの点については近き将来,健保制度や病院管理の立場から十分に審議され,患者に直結した臨床研究や院内感染防止のための検査が行えるような予算処置がとられることが望ましい.

Senior Course 病理

臨床病理学的立場よりみた電子顕微鏡学・3—生物試料の作成法—固定を中心に

相原 薫

pp.360-361

 今回は電顕用組織処理方法について述べる.現在表1に示すように前固定を行ったのちオスミウム酸固定を行い,系列アルコールあるいはアセトンにて脱水後酸化プロピレンにて置換,エポン812に包埋,プラスチックカプセル内で熱重合させるのが一般的な方法で表2は電顕研究に用いられる主要な緩衝液の調製法を示した.

Senior Course 生理

心カテーテルと心電計

加藤 和三

pp.362-363

 心臓カテーテル検査に際してはカテーテル操作に伴って種々の不整脈(刺激生成・伝導異常)が起こる.それらの中にはきわめて重大なものがある一方,それ自体それほど危険でないものもあるが,大部分はさらに重篤な不整脈に発展する可能性を有し,また対象が心疾患患者であることから一般に症状が強い.検査を円滑に遂行し所期の目的を達成するためには,なるべく早期にこれらの不整脈を発見しそれに対処することが重要で,常にモニターにより心電図(通常IIまたはI)を監視することが不可欠である.心電図のモニターはまたカテーテルによる心房・心室壁の傷害を避けるのにも有用である.

Senior Course My Planning

臨床検査技師の教育について

日比谷 淑子

pp.364-365

 法律改正で,臨床検査技師の教育年限が1年延長されたが,実習病院の技師として学内教育と病院実習について,また技師の将来について,日ごろ考えていることの一端を述べてみたい.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

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今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

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今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

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今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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