icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻6号

1975年06月発行

文献概要

カラーグラフ

パラフィン切片におけるHBs抗原の染色法

著者: 志方俊夫1 鵜沢輝子1

所属機関: 1東大医学部病理

ページ範囲:P.578 - P.579

文献購入ページに移動
HB抗原の組織内での染色には従来螢光抗体法が用いられていた.そして肝細胞内でのその局在についてはいろいろ議論があったが,最近はHBc抗原(B型肝炎コア抗原)は主として核内に,HBs抗原(B型肝炎表在性抗原)は細胞質に存在することがほぼ決定的になった.ところでHBs抗原はそのタンパクの特異なアミノ酸組成から,パラフィン切片で種々の色素による染色が可能である.いろいろな方法で染まるが,我々が試みた範囲では次の3種類の染色法が良いようである.(590ページ参照)
1.オルセイン染色(志方・赤塚・鵜沢法),2.アルデヒド・フクシン染色

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?