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臨床化学分析談話会より・22<関東支部>
病態と測定値の"顔"—ビリルビンの検査と評価
著者: 菅野剛史
所属機関:
ページ範囲:P.601 - P.601
文献購入ページに移動 第179回分析談話会関東支部例会(1975.2.18)は東大薬学記念講堂で行われた.今回のテーマは,"ビリルビン"について測定法と臨床的評価シリーズの7回目として話題提供がなされた.
測定法については,関東逓信病院生化学検査部の春日誠次先生より,ジアゾニウム塩との反応による測定法を中心に種々の測定法の紹介がなされた.その中で問題点としては,①正常域が低くかつ異常値との差が大である.②標準物質として良いものがない,などがまずあげられ特に標準物質の問題が強調された.中でもビリルビンとしていくつかの型が存在し,アルブミンとの結合で極大吸収のシフトがある点は,分光学的な測定では問題があることが示された.
測定法については,関東逓信病院生化学検査部の春日誠次先生より,ジアゾニウム塩との反応による測定法を中心に種々の測定法の紹介がなされた.その中で問題点としては,①正常域が低くかつ異常値との差が大である.②標準物質として良いものがない,などがまずあげられ特に標準物質の問題が強調された.中でもビリルビンとしていくつかの型が存在し,アルブミンとの結合で極大吸収のシフトがある点は,分光学的な測定では問題があることが示された.
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