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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻6号

1975年06月発行

文献概要

研究

頭部外平衡不関電極法に関する研究—周波数・振幅・連続性について

著者: 吉井信夫12 石井久枝3 村山利安3

所属機関: 1東邦大第2外科・脳神経外科 2前,慶大脳神経外科・中検脳波室 3慶大中検脳波室

ページ範囲:P.627 - P.630

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はじめに
 単極誘導にて,脳の電位変動の絶対値を得るために最も重要なことは,不関電極の電位が0である,ということである.しかし実際上このような不関電極を得ることはできない.不関電極の選択に際しては,脳の電気活動の影響の多寡ということと,活性電極,不関電極間の距離,雑音の混入ということが問題となってくる.このような問題を解決するために我々は,十数年来不関電極についての研究を行ってきた.ここでは,異常波形について,通常用いられている耳朶不関電極法を基準として,交差耳朶不関電極法,平均不関電極法,頭部外平衡不関電極法による記録を比較し,脳波の振幅,周波数,連続性について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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