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研究
頸静脈波と右房圧波および頸静脈圧波との対比—各波形間の間隔および各波高の振幅を中心に
著者: 山本誠一1 入江淑恵1 沢山俊民2 唐原優2 鼠尾祥三2
所属機関: 1川崎医大中検 2川崎医大循環器内科
ページ範囲:P.743 - P.746
文献購入ページに移動心音図に心尖拍動図,頸動脈波および頸動脈波を組み合わせて記録する心機図法1,2)は,非観血的心機能検査法として心臓超音波法などとともに盛んに行われている.この中で頸静脈波3,4)は右心系の血行動態を反映する唯一の情報源として臨床上,非常に有用である.
頸静脈波の成因には種々の血行学的因子が関係しているが,右房圧波の伝播が主因と考えられており,右房圧波形と非常に類似しているとされている.しかし頸静脈波と右房圧波を同時記録し比較検討した研究5)は少ない.そこで著者らは頸静脈波(external jugular ven-ous pulse,ext.JVP)と右心カテーテル法による右房圧波(right atrial pressure wave,RA)および同じく頸静脈圧波(internal jugular venous pressurewave,int.JVP)についてそれらの波形間の間隔および各波高の振幅を対比検討した.
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