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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻7号

1975年07月発行

文献概要

私のくふう

ネフェロメーターにアスピレーターを用いたドレン方法

著者: 中嶋精一1 三山恒1

所属機関: 1ニチヤク臨床検査センター

ページ範囲:P.746 - P.746

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 最近注目をあびている成人病検査の一つとしてTGがある.現在我々が使用しているのは東芝のマイクロネフェロメーターである.この比色計の欠点は1検体ずつ瀘液をセルの中に入れる煩わしさと,瀘液量の一定しないことによるデータのバラツキである.そこで我々が考案したのが次の方法である.CFはそのまま使用し,検体は上から流し込み,この時できた気泡は常時吸引されているアスピレーターにより除かれ,常に一定量の瀘液を保もてる.排出時はディスポシリンジを押し下げることにより,この押した長さだけチューブが下がり,このチューブでセルの底から全量排出することができる(つまり,押した状態でチューブがセルの底につくこと.またスプリングでチューブが上っている距離だけ液量が残るということである).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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