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"便潜血スライドシオノギ"の使用経験について
著者: 今井宣子1 青木恵子1 小嶋節子1 杉本恵子1 林長蔵1
所属機関: 1阪大病院中検
ページ範囲:P.753 - P.756
文献購入ページに移動便潜血反応は,胃腸系の癌および潰瘍の発見とこれらの疾患の経過観察のための検査として極めて重要である.便潜血反応には,従来から,ベンチジン法およびグアヤック法の二者併用が主として行われてきた.
しかし,ベンチジンは,1972年にその発癌性のゆえに製造禁止となり,現在全く入手不可能となっている.一方,グアヤック法は,試薬の品質,試薬濃度によって反応の感度にバラツキがみられ,常に一定した信頼できる成績を得ることはむずかしい.したがって,これらに代わる検査法が再望される現況にある.
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