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Senior Course 病理
—新しい病理組織標本の作り方—染色 Ⅰ
著者: 平山章1
所属機関: 1東京女子医大中検病理部
ページ範囲:P.804 - P.805
文献購入ページに移動1.色素について
昔は色素としてはサボテン類に寄生するエンジムシの雌の体に含まれるカルミンという紅色の色素とか天然の植物あるいは鉱物からとれる色素が用いられていたが石炭タールからの色素の製造が行われるようになって以来人工色素の種類は極めて豊富になってきた.
タール色素の成分はクレゾール,ナフタリン,アントラセンなどで,その基質に-NH2(アミノ基),-OH(水酸基),-NO2(ニトロ基),-SO2OH(スルフォン基)などを結合させたものが色素の製造に用いられ,これらは色素製造の中間産物とみなされている.
昔は色素としてはサボテン類に寄生するエンジムシの雌の体に含まれるカルミンという紅色の色素とか天然の植物あるいは鉱物からとれる色素が用いられていたが石炭タールからの色素の製造が行われるようになって以来人工色素の種類は極めて豊富になってきた.
タール色素の成分はクレゾール,ナフタリン,アントラセンなどで,その基質に-NH2(アミノ基),-OH(水酸基),-NO2(ニトロ基),-SO2OH(スルフォン基)などを結合させたものが色素の製造に用いられ,これらは色素製造の中間産物とみなされている.
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