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総説
臨床検査機器とマイクロコンピューター
著者: 猪俣博1 関貴和夫1
所属機関: 1(株)日立製作所那珂工場
ページ範囲:P.835 - P.840
文献購入ページに移動 近来,医療における臨床検査の有用性が認められ,検体の増加と分析項目の多様化は著しいものがある.これに伴って臨床検査の自動化,省力化が強く望まれ,コンピューター応用技術の発展とあいまって検査装置の自動化,臨床検査室のシステム化が押し進められている.
自動化,システム化に果たすコンピューターの役割は大きなものがあるが,結合される検査装置に比較してコンピューターの価格が高く,大きなシステムでないと引き合わない.したがってシステムは複雑となり,ユーザーにとってなんとなくコンピューターはなじめない,手が出しにくいものとなっていた.しかし,最近低価格のマイクロコンピューターが登場し,自動分析装置,ガスクロマトグラフなどに組み込まれて広く普及し始め,臨床検査に携わる方々にとってもコンピューターは無関係ではありえなくなってきている.マイクロコンピューターとはどのようなものか,臨床検査にとってどのような意味をもつものか述べてみたい.
自動化,システム化に果たすコンピューターの役割は大きなものがあるが,結合される検査装置に比較してコンピューターの価格が高く,大きなシステムでないと引き合わない.したがってシステムは複雑となり,ユーザーにとってなんとなくコンピューターはなじめない,手が出しにくいものとなっていた.しかし,最近低価格のマイクロコンピューターが登場し,自動分析装置,ガスクロマトグラフなどに組み込まれて広く普及し始め,臨床検査に携わる方々にとってもコンピューターは無関係ではありえなくなってきている.マイクロコンピューターとはどのようなものか,臨床検査にとってどのような意味をもつものか述べてみたい.
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