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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻9号

1975年09月発行

文献概要

新しいキットの紹介

AUSCELLキットによるHBs抗原検出の検討

著者: 田中仲1 中島一聖1 久保ますみ1 佐々木健身2 内田暁3 今関恵子3

所属機関: 1千葉大病院検査部 2千葉大病院第1内科 3千葉大病院放射線医学教室

ページ範囲:P.985 - P.987

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はじめに
 Hepatitis-Bs抗原(以下HBs抗原と略)が疫学,輸血領域において問題になっている昨今,HBs抗原検出のための日常検査の必要性は,急速に増大している.その検出方法については,多くの研究者1〜4)のが,種々検討しているが,まだ特異性,鋭敏性,簡易性および迅速性の4点を十分満足しうる検査法がない.
 そこで我々は,Reversed Passive Hemagglutinationを原理とし,抗HBs抗原モルモット抗体感作ヒト赤血球を使用した,ダイナボット社のAUSCELL5)(以下AuCと略)を,SRID法およびRadioimmuno-assay法(以下RIA法と略)と比較したところ,二,三の知見が得られたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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