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グラフ
2,3の尿定性反応の図譜
著者: 天木一太1 青野三郎
所属機関: 1国立東京第一病院
ページ範囲:P.9 - P.11
文献購入ページに移動 最近医学書や雑誌の原色印刷が著しく向上したので,呈色反応を用いる各種の定性試験を出来るだけ忠実に図譜化しておいたら,反応の強さの程度を示す大略の目安になつて便利であろうと考えた。ここには日常よく使用される試験4つを取り上げてみたが,簡単に定量するのが困難なもの(ウロビリノーゲン)正確な定量はそれ程必要でないもの(ビリルビン)或は日常定量も行われているが,大凡の見当をつけておくだけでも意義のあるもの(糖,等)が選んである。しかし実際に図にしてみると,青野氏が色々と絵具を選び,苦心をしてみても中々満足なものは出得なかつた。透明な液体の色を画にすることは不可能なことであり,またビリルビン等は症例により同じmg/dlでも反応の現われ方にやゝ差違が認められる。しかしある程度はお役に立ち得るものと思う。
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