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文献詳細

雑誌文献

臨床検査2巻10号

1958年10月発行

文献概要

グラフ

脳腫瘍組織診断の基本構造

著者: 向井紀二1

所属機関: 1東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.573 - P.582

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 髄芽腫 グリオームのなかでもつとも未分化な型。主な腫瘍細胞の形態は素描M,すなわち髄芽細胞に原型をもとめうるもので,これに神経芽細胞(N)と海綿芽細胞(Sp,M-Sp)の2つの方向への分化を暗示する要素が混つている。①小脳の髄膜に播種をおこした例で,外顆粒層(本文参照)と密なつながりをもつことを肯定させる像がみとめられる。②単調な未分化細胞型,③仮性ロゼツトの形成と,やや分化した細胞の混在。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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