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血清鉄測定法
著者: 島田敏夫1 吉野芳夫1
所属機関: 1日本医科大学栄養学教室
ページ範囲:P.601 - P.605
文献購入ページに移動従来報告された血清鉄測定法を検討すると,鉄抽出法と鉄測定法の2階程に区分して考えることが出来る。第一の抽出法には塩酸抽出5),血清蛋白質の熱変性を利用した還元抽出6),還元剤による還元抽出7)の3方法がある。また第二の鉄測定には上記の抽出液より一定量をとつて,比色測定する方法が主として行われているが,そのための鉄呈色試薬としてThiocyanate,o-Phenanthroline,Quinaldin-酸,5-Sulfoanthran-酸,Nitroso-R塩等が使われる。このうち吾々の研究室で常用される方法2種について記載する。
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