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文献詳細

雑誌文献

臨床検査2巻12号

1958年12月発行

文献概要

技術解説

腎機能検査法(その1)—腎血行動態測定の実際

著者: 古川俊之1 梶田知道1 浦壁重治1

所属機関: 1大阪大学附属病院中央臨床検査科

ページ範囲:P.727 - P.733

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 現今腎疾患の診断に当り,従来の諸検査と共に腎機能検査殊に腎血行動態測定の重要性が認識されている。この腎血行動態測定に就いては,クリアフンス(Clearance)の概念を理解することが不可欠と考えられるので,本論に入るに先立ち,この解説をしておこう。
 クリアランスという考え方を,腎臓に応用したのはVan Slykeであり,腎生理の今日の化学量論的発展は実にこの時に約束されたのであるが,ここではこの話題には触れないことにしよう。又クリアランスは,腎臓のみに用いられる言葉でもないが話を腎臓に限つて進める。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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