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文献詳細

雑誌文献

臨床検査2巻12号

1958年12月発行

研究

ブドウ球菌の病原性判定の方法についての比較研究—特に血漿凝集反応の病原性判定上の価値

著者: 蓑茂上1 堀陽1

所属機関: 1日本医科大学臨床検査所

ページ範囲:P.745 - P.748

文献概要

まえがき
 ブドウ球菌は自然界に広く存在し,人体の各所より腐生菌として検出される故,ある被検材料から検出されたブドウ球菌が果して病原株であるかどうかの判定は,日常臨床検査において極めて重要な事柄である。
 ひるがえつてブドウ球菌の病原性判定方法として如何なるものがあるかを考えてみると 1)産生色素の色調 2)ゼラチンの液化能 3)マンニツト分解能 4)溶血性の有無 5)血漿凝固作用或は血漿凝集反応 6)牛乳の凝固作用 7)色素含有培地の色調変化 8)動物実験 9)菌体外毒素産生能の有無 10)Glukosamin分解作用 11)Hyaluronidase産生能より判定する方法等がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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