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病理組織標本のつくり方のこつ(Ⅲ)
著者: 太田邦夫1 望月孝規2
所属機関: 1東京医科歯科大学 2東大病院臨床検査部
ページ範囲:P.259 - P.266
文献購入ページに移動普通染色の1例(ヘマトキシリン・エオジン染色)
①よく乾燥した切片つきのスライド・ガラスは第一に,キシロールⅠ—キシロールⅡ—純アルコールⅠ—純アルコールⅡ—普通アルコール—70%アルコールの列を通して,先ずパラフインを完全にとかし,次ぎにキシロールをアルコールで除いてから,そのアルコールを除くために水洗いする。上図のように一枚づつ操作すれば間違いはない。キシロールの代りにベンヂンを使うと蒸発が早いためにとけたパラフイン濃渡が高くなり,標本がよごれやすい。
①よく乾燥した切片つきのスライド・ガラスは第一に,キシロールⅠ—キシロールⅡ—純アルコールⅠ—純アルコールⅡ—普通アルコール—70%アルコールの列を通して,先ずパラフインを完全にとかし,次ぎにキシロールをアルコールで除いてから,そのアルコールを除くために水洗いする。上図のように一枚づつ操作すれば間違いはない。キシロールの代りにベンヂンを使うと蒸発が早いためにとけたパラフイン濃渡が高くなり,標本がよごれやすい。
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