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文献詳細

雑誌文献

臨床検査2巻7号

1958年07月発行

文献概要

研究

寒冷と血液型判定

著者: 赤羽重吾1 小川泰子2

所属機関: 1信州大学医学部法医学教室(指導;野田 金次郎) 2東京血清研究所松本試験室(指導:早川 善郎)

ページ範囲:P.439 - P.442

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まえがき
 血液型判定時の注意事項の記載の中に,寒冷で検すると間違いを起すことがあると必ず書かれている。それは血清中の寒冷凝集素による反応を誤認する事に起因している。試みにAB型の人の血清を採つて来て,O型人血球と反応させてみよう。
 この場合AB型の人の血清:αもβも保有していない。O型の人の血球:A型質もB型質もない。つまりαに対してもβに対しても凝集反応を起さない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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