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Senior Course 血清
—血清検査の基礎—Rh式血液型の判定法
著者: 浅川英男1
所属機関: 1東京医歯大・中検
ページ範囲:P.1098 - P.1099
文献購入ページに移動Rh式血液型は,1970年LandsteinerとWienerにより発見されたが,当初アカゲザル(Macacus rhesus)赤血球に対するウサギ,モルモットの免疫血清によって見出されたが,ヒト血清中にはより多くの因子がその抗体中に存在することが明らかとなり,表1のようにFisher&RaceとWienerは別の命名法がとられている.その中でRh陽性というのはD抗原を有するものをいう.臨床的に重要な意味があるのは抗原性の最も強いD抗原であり,免疫同種抗体である抗D抗体は通常IgGに属する.
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