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研究
新しい精子運動能の測定法
著者: 高橋勝治1 白井将文1 光川史郎1 石井延久1
所属機関: 1東北大泌尿器科
ページ範囲:P.186 - P.187
文献購入ページに移動従来,精液検査は専門分野,特に婦人科,泌尿器科などにおいてのみ行われていた.この検査の内容は運動率,生存精子,死滅精子,精子数などを検査し,それらの結果と妊娠との関係について検討されてきた.これら精液検査のうち運動率の算定は,慣れない者にとっては非常に難しく,算定誤差も20〜30%と個人差が大である.また,従来の運動率算定法では妊娠とは直接関係しないような動きを示す精子も算定されてしまうので,これらの欠点を除外するため,我々はだれにでも簡単に算定でき,しかも再現性の良い新しい精子運動能測定法を考案したのでここに紹介する.
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