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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻2号

1976年02月発行

文献概要

新しいキットの紹介

ACTH測定用キットの検討

著者: 福地總逸1 中嶋凱夫1 高橋哲之助1

所属機関: 1福島県立医大第3内科

ページ範囲:P.200 - P.204

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緒言
 下垂体より分泌されるACTHは,副腎皮質ホルモン分泌の調節を介して,生体の代謝に重要な役割を演じているので,古くからその測定の必要性が注目されている.しかしACTHの血中濃度は低く,かつ高い抗体価をもつ抗血清の作製が困難なだけでなく,生物活性に一致したN末端抗体を得ることが難しいため,ACTHのラジオでムノアッセイは他のペプチドホルモンに比較してキット化が遅れていた.我々は,最近,科研化学から英国のRadiochemical Centerが開発したキットを提供され,若干の基礎的検討を行ったので発表する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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