文献詳細
文献概要
検査機器のメカニズム・50
血清自動分取装置
著者: 一木貢1 根本利夫1
所属機関: 1日立工機(株)精機設計課
ページ範囲:P.216 - P.217
文献購入ページに移動 最近の臨床検査法の進歩は著しいものがあり,その重要性は日ごとに高まっている.現在は血液検査をする場合,採血した血液を遠心機で遠沈し,血清(上澄)と血餅に分離し,血清のみをピペッターなどでサンプルカップに手分取している.そのため多くの人手と時間を要するばかりでなく,検体数の増加に伴って,直接検体に手を触れる機会も多くなり,血清肝炎の感染にも気を使わなければならない.
血清自動分取装置(SD−2形日立血清自動分取装置)はこれらの要求に応え,遠沈後の上澄の血清を分取する操作を自動化したものである.
血清自動分取装置(SD−2形日立血清自動分取装置)はこれらの要求に応え,遠沈後の上澄の血清を分取する操作を自動化したものである.
掲載誌情報