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Senior Course 生化学
—臨床化学検査における酵素化学—酵素による定性・定量分析 Ⅱ
著者: 山下辰久1
所属機関: 1順大・生理化学
ページ範囲:P.222 - P.223
文献購入ページに移動ブドウ糖の定性・定量(前号より続き)
前号でグルコースオキシダーゼはβ-グルコースを特異的に酸化する酵素であるにもかかわらず,α,β2つの異性体の平衡混合物であるブドウ糖の定量に使用されている理由を説明したが,ここで高度に精製されたグルコースオキシダーゼ標品にもなおムタロターゼ(両異性体の平衡の成立を促進させる酵素)が含まれていることを付記しておく.
グルコースオキシダーゼの他,ブドウ糖の定量に用いられている方法にはヘキソキナーゼ(HK;ATP-D-hexose-6-phosphotransferase, EC 2.7.1.1)とグルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ(G6P-DH;D-Glucose-6-phosphate:NADP 1-oxidoreductase, EC 1.1.1.49)とを用いた方法がある.
前号でグルコースオキシダーゼはβ-グルコースを特異的に酸化する酵素であるにもかかわらず,α,β2つの異性体の平衡混合物であるブドウ糖の定量に使用されている理由を説明したが,ここで高度に精製されたグルコースオキシダーゼ標品にもなおムタロターゼ(両異性体の平衡の成立を促進させる酵素)が含まれていることを付記しておく.
グルコースオキシダーゼの他,ブドウ糖の定量に用いられている方法にはヘキソキナーゼ(HK;ATP-D-hexose-6-phosphotransferase, EC 2.7.1.1)とグルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ(G6P-DH;D-Glucose-6-phosphate:NADP 1-oxidoreductase, EC 1.1.1.49)とを用いた方法がある.
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