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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻3号

1976年03月発行

文献概要

Senior Course 共通

検査物の保存法

著者: 中野栄1

所属機関: 1日大・臨床病理

ページ範囲:P.364 - P.365

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 本来,臨床検査は,検体採取後できるだけ早く検査成績を出し,病気の診断,治療に役立てるもので,ある意味では臨床検査すべてが緊急検査である.しかし,検査業務が中央化されている現在では,検査科側の体制により,ある程度の時間内の検体保存が必要となっている.また,精度管理や研究的な目的で,検査後に長期間検体を保存する必要もある.
 検体の保存法により,検査成績に大きな影響を与えるので,より正しい成績を得るためには,検査技術の習熟とともに,検体の保存法についても十分知っておかなくてはならない.ここでは,検体中の各成分が保存によりどのように変化するかを中心に,短期間および長期間の保存法について簡記する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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