icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻4号

1976年04月発行

技術解説

細胞電気泳動法の応用

著者: 山田喬1

所属機関: 1獨協医大・病理

ページ範囲:P.389 - P.394

文献概要

 現在,細胞電気泳動法を臨床検査に応用している機関はほとんどないであろう.この方法が必ずしも正しく理解されていないことと,体液の生化学的検査が進歩したために,我々の身体を構成する細胞そのものの変化は形態学的に検索される以外にほとんど顧みられないというのが現状であろう.
 しかし各種疾患において細胞自身の変化の一部が分子レベルまで解明されたり,また,その反応の初段階の場が細胞表面にある抗原抗体反応,特にリンパ系細胞が主役を演ずる細胞結合性抗体の反応機構が明らかにされるに及び,にわかに細胞表面における分子レベルの変化を解明する必要が生じてきたといえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら