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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻4号

1976年04月発行

文献概要

研究

耳朶単極誘導における電極間距離とフィルターに関する研究—Ⅰ.徐波性脳波異常について

著者: 村山利安1 久下陽子1 吉井信夫2

所属機関: 1慶大病院中検脳波室 2東邦大第2外科,脳神経外科

ページ範囲:P.426 - P.428

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はじめに
 脳波検査の誘導法には単極誘導法と双極誘導法があるが,脳波の周波数,振幅測定には単極誘導法が基準となる.単極誘導法は,活性電極と不関電極間の電位差を求めるものであるから,不関電極の良否は脳波記録の良い悪いに直接に関係のある重要な問題である.不関電極として活性電極と同側の耳朶を用いる方法が最も広く普及している.他に活性電極と反対側耳朶を不関電極とした,交差耳朶不関電極法1),その他2〜5)があるが一般にはほとんど,または全く使用されていない.ここでは通常用いられている耳朶不関電極法と交差耳朶不関電極法を実際的な立場から比較検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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