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検査機器のメカニズム・52
顕微分光光度計
著者: 澤村一郎1
所属機関: 1オリンパス光学工業(株)製品開発部
ページ範囲:P.444 - P.445
文献購入ページに移動 細胞や組織を顕微鏡下で観察検鏡しているときに,その対象物が"何であるか"また"どれだけあるか"を知る必要はしばしば経験することである.この"何が"(定性分析),"どれだけ"(定量分析)あるかを顕微鏡下で調べるための装置が顕微分光光度計である.1936年,スウェーデンのCasperssonが装置を作り,紫外線を用い個々の細胞の核酸の定量を行ったのが最初である.以来,この装置による測定は,細胞レベルにおける定量法の最も重要なものの一つとして発展してきた.本稿では,顕微分光光度計の原理と構成について述べる.
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