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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻1号

1977年01月発行

文献概要

技術解説

マクロファージの分離法

著者: 三橋進1 斎藤和子1

所属機関: 1群馬大学・微生物

ページ範囲:P.7 - P.15

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 マクロファージ(MP)は異物が生体内に侵入したとき,最初に異物の処理または認識に当たる細胞であるばかりでなく,リンパ球に協力して液性や細胞性の免疫に関与し,抗菌,抗腫瘍,遅延型アレルギーの反応に関与している.MPは細網内皮系臓器や腹腔に他の細胞と混在しているため,独自の機能を知るためには分離し再構成してその性状を知る必要がある.MPの壁面に張り付く性質がよくMPの分離に利用されており,またMPの比重を利用して分ける以外にMP以外の細胞の機能を失わすことによる機能的な分離が行われている(図1).
 この過程を次の項目に分けて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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