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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻3号

1977年03月発行

文献概要

カラーグラフ 皮膚の真菌症・Ⅲ

黒色真菌症

著者: 赤木正志1

所属機関: 1八尾市立病院皮膚科

ページ範囲:P.240 - P.241

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 Chromomycosisあるいはchromoblastmycosisと呼ばれる本症は,組織内に褐色菌要素が認められ,培養によって暗色糸状菌が分離され,疣状皮膚炎を特徴とする真菌症である.皮膚組織内では菌糸形をとらず,いわゆるsclerotic cell様という特有の褐色円形細胞形をとるので,黒色分芽菌症と言われている.しかし原因菌の培養上の性状はyeastではなくmoldであり,脳や肝では菌糸形をとるのでblast=分芽という用語は不適当であるというところから黒色真菌症という病名が一般に好まれているようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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