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編集者への手紙
最近の臨床・衛生検査技師国家試験—特に病理,解剖・組織部門について感ずること
著者: 金子仁12
所属機関: 1日本医科大学 2老人病研究所基礎部
ページ範囲:P.317 - P.317
文献購入ページに移動 国家試験の成績は検査技師のみならず,医師,看護婦にもあるが,それぞれのパートで合格率の差はあるにせよ,一つのパートに限れば,毎年大体同じ合格率が普通である.
これが異常に低くなるのは,受験生の質が急に落ちたか,採点基準が上昇したか,問題が難しくなったかのいずれかである.常識的に考えて,受験生の質が急に悪くなるのは考えられないし,採点基準も通常は60点であろう.すると,試験問題の難易が最も合格率を左右する大きい因子となる可能性が強い.
これが異常に低くなるのは,受験生の質が急に落ちたか,採点基準が上昇したか,問題が難しくなったかのいずれかである.常識的に考えて,受験生の質が急に悪くなるのは考えられないし,採点基準も通常は60点であろう.すると,試験問題の難易が最も合格率を左右する大きい因子となる可能性が強い.
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