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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻3号

1977年03月発行

文献概要

Laboratory Instrumentation

分光光度計

著者: 遠山恵夫1

所属機関: 1㈱日立製作所那珂工場光学装置設計部

ページ範囲:P.328 - P.331

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1.はじめに
 臨床検査の分野で分光光度計は極めてポピュラーな分析機器であり,大抵の検査室に1台は設置されている.分光光度計は紫外可視分光光度計と赤外分光光度計に大別できるが,臨床検査の分野では紫外可視分光光度計に限られる.また光学的な構成から見ると,いわゆる分光光度計の中には,二波長分光光度計,分光螢光光度計,原子吸光光度計などがあるが,ここでは最も一般的な紫外可視分光光度計について述べる.
 分光光度計は比較的単純な分析装置であるが,分光器の分散の原理をはじめ,詳細についての解説はこの紙面では説明できないほど複雑で深遠である.よってここでは光学的な解説には触れず,もっぱら分光光度計を使う立場に立って,分光光度計のハード的な言葉や性能仕様の表現をどう解釈すれば良いかに重きを置いて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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