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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻6号

1977年06月発行

総説

白血球形態自動分類装置

著者: 寺田秀夫1

所属機関: 1昭和大学・内科(藤が丘病院)

ページ範囲:P.613 - P.619

文献概要

 自動分析装置により,血液細胞,特に白血球形態を分類する方法は,臨床血液学の領域において,特に日常のルーチン血液検査の分野において画期的な進歩であり,多忙な仕事の能率化に極めて有用なものである.1970年テクニコン社はフローシステムによる細胞化学的な方法による自動分類装置を初めて開発し,その後1974年に白血球形態の映像(パターン)認識方法を用いる装置がコーニング社:ラーク(Corning社:Larc),ジオメトリック社:ヘマトラック(Geometric Data Corporation:Hematrack),コールター社:コールターディファレンシャル(Coulter社:Coulter di-fferential),パーキン・エルマ社:ディフ3(Par-kin Elma社:Diff 3)などが相次いで開発され,特に前2者は我が国でも既に使用されつつある現状である.
 以下これらについて分かりやすく解説してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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