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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻6号

1977年06月発行

文献概要

新しい心機能検査法・6

超音波スキャンによる心機能検査法

著者: 森田健1 竹原靖明2

所属機関: 1関東中央病院内科 2関東中央病院外科

ページ範囲:P.648 - P.652

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 心エコー法は従来の検査法では得られない多くの情報を提供し,心臓カテーテル法以後に出現した最も価値ある検査法と言われ,現在循環器領域の診断には欠くことのできないものとなっている.本法によって得られる情報は主として心臓血管系の形態学的なものと心拍出量などで表現される心機能に関するものとに分けられる.現在,これらの情報を得る方式には,既に多くの施設でルーチンの検査法として利用されているMモード表示による,いわゆるUCG (Ultrasound Cardio-graphy)と,Bモード表示を用いた心臓断層法とがある.後者には心拍同期による静止断層法の他に,最近脚光を浴びて登場した電子走査によるものと機械的高速度走査によるものとがある.本稿ではこれらの装置による心臓断層法について自験例を混じえて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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