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Laboratory Instrumentation
自動天秤(直示式)
著者: 鹿島哲1
所属機関: 1共立薬科大学・無機薬化学
ページ範囲:P.674 - P.677
文献購入ページに移動天秤は機器のなかで最も精密なもの一つであるが,100年以上にわたって両ひじの長さの等しい化学天秤が使われてきた.それが1945年,今一般に直示天秤と呼ばれている"置換秤量式定感量直示はかり"がスイスのMetller氏によって発明され市販されて以来急速に普及し,1960年代に在来の天秤に取って代わってしまった.また1970年代に入って,電磁気を利用した電子天秤が発達してきて,秤量値の直示及びプリントばかりでなく,データをコンピューターに出入させるようになってきた.今回は精密天秤は在来の直示化学天秤,電子天秤は上皿天秤を例にとって,天秤の原理,調整,保存などについて解説する.
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