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試験管希釈による血小板算定
著者: 中嶋精一1
所属機関: 1大阪・ニチヤク臨床検査センター
ページ範囲:P.725 - P.725
文献購入ページに移動 検体の増加により血小板算定も増加しているが,検査室では,実際ルーチンとして血小板自動算定機を使用している所は少ないと思われる.病院の中検,検査センターなど多量の検査を扱う所でさえ,メランジュールを使用している所が多い.しかしこれによると,技術的テクニック上の問題のみならず,希釈後のメランジュール洗浄の煩わしさが大きい.我々は,このメランジュールを用いずに,より良い血小板算定値を得る方法を考え,実施している.
この方法とは,日科機から発売されているシャーウッド社製の3.33μlの血小板用毛細管マイクロピペット(100本入2,500円)を用い,プラスチック製の高さ60mm内径10mmの試験管の中へ,別注の分注ピペットで希釈液を0.666ml正確に分注し,この中へよく混和した全血をPRP (多血小板血漿)を採取する要領で加える.このとき毛細管ピペット内を2回供洗いし,200倍希釈液とする.これを泡立てないようにゆっくりと十分にミキサーで混和し,この一部を毛細管を用いて,計算盤内に入れて静置後,算定する.
この方法とは,日科機から発売されているシャーウッド社製の3.33μlの血小板用毛細管マイクロピペット(100本入2,500円)を用い,プラスチック製の高さ60mm内径10mmの試験管の中へ,別注の分注ピペットで希釈液を0.666ml正確に分注し,この中へよく混和した全血をPRP (多血小板血漿)を採取する要領で加える.このとき毛細管ピペット内を2回供洗いし,200倍希釈液とする.これを泡立てないようにゆっくりと十分にミキサーで混和し,この一部を毛細管を用いて,計算盤内に入れて静置後,算定する.
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