臨床検査21巻7号

1977年07月発行

臨床検査の問題点・92

日常検査における電顕試料の作り方

三友 善夫¹ 本荘 俊大²

¹埼玉県立がんセンター研究所病理部 ²埼玉県立がんセンター電子顕微鏡室

pp.734-740

文献概要

光学顕微鏡と比較して高度な分解能を持つ電子顕微鏡は，いっそう細かい病変の解明と分類を可能にしているが，それには病変部のブロック作りや，固定などの試料作製がしっかりしていないと不可能である．電顕の検索を日常検査レベルで捕らえ，その試料作製法を検討する．（カットは乳癌の電顕像，×2,500）