文献詳細
研究
文献概要
緒言
最近,新しく開発された合成基質S−2251により,プラスミン活性の測定が行われるようになってきた1〜3).この合成基質はプラスミンに対して非常に高い特異性を持っているため1),従来のフィブリン平板法4),ライシスタイム法5),カゼイン分解法6)7),エステル分解法8)どに比して測定結果の解析が容易であり,しかも光電比色計を用いるだけで,測定操作が非常に簡単である.しかしながら合成基質によるプラスミン活性測定の原法1)は多量の合成基質を使用しており,そのため,この原法をそのまま臨床検査に導入するには問題がある.そこで,合成基質の使用量を軽減すべく原法を改良し,臨床検査への手掛かりとした.
最近,新しく開発された合成基質S−2251により,プラスミン活性の測定が行われるようになってきた1〜3).この合成基質はプラスミンに対して非常に高い特異性を持っているため1),従来のフィブリン平板法4),ライシスタイム法5),カゼイン分解法6)7),エステル分解法8)どに比して測定結果の解析が容易であり,しかも光電比色計を用いるだけで,測定操作が非常に簡単である.しかしながら合成基質によるプラスミン活性測定の原法1)は多量の合成基質を使用しており,そのため,この原法をそのまま臨床検査に導入するには問題がある.そこで,合成基質の使用量を軽減すべく原法を改良し,臨床検査への手掛かりとした.
掲載誌情報