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文献詳細

雑誌文献

臨床検査22巻4号

1978年04月発行

文献概要

技術解説

胎児の生理学的モニタリング—胎児心拍数図を主として

著者: 前田一雄1

所属機関: 1鳥取大学・産婦人科

ページ範囲:P.373 - P.379

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 妊娠中における胎児の環境として母体子宮の内部は医学の領域でも最後の聖域の一つであって,その状態をうかがい知るのは容易でないが,最近10数年間の胎児学の進歩によって,羊水診断や母体血中尿中ホルモン,酵素による胎児診断法とともに,生理学的情報による胎児モニタリング(胎児監視,fetal monitoring)が可能になり,分娩時における胎児仮死診断法などが新しく開発されるに至った.そのなかでも分娩監視装置による胎児心拍数図診断や超音波ドプラ装置による胎児心拍検出は既に広く普及しており,最近では高速電子走査超音波診断装置も用いられるに至った.胎児心電図・心音図も古くから応用され,超音波ドプラ胎児心臓弁膜信号解析や胎児UCGも報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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