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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査22巻6号

1978年06月発行

雑誌目次

カラーグラフ

有田市におけるコレラ流行時の細菌検査

小寺 健一

pp.582-583

 昨年6月15日夜,和歌山県有田市において,真性コレラ患者2名発生が報じられた.翌日早朝,和歌山県知事よりコレラ流行終息まで三輪谷俊夫教授とともに防疫対策の指導要請を受ける,午後着任,対策本部において対策の打ち合わせを行うとともに早速,地域住民の保菌者検索及び環境汚染調査のため,コレラ菌の汚染が疑われる下水道幹線口の下水,更に井戸水,魚介類,野菜などのコレラ菌検索を実施した.

 保菌者検索は延べ検体約82,000件について行い53名の健康保菌者を検出し,下水は4か所の水系よりエルトールコレラ菌小川型を検出した.下記の図はいずれも,和歌山県衛生研究所において行った,コレラ流行時のコレラ検索縮図である.

技術解説 コレラ流行時の細菌検査

序—有田市のコレラ流行を顧みて

三輪谷 俊夫

pp.584-585

 我が国においてコレラは輸入伝染病である.第一次コレラパンデミーのあおりを受けて,文政5年(1822)に初めてコレラの洗礼を受けて以来,多くの犠牲者を出してきた過去の日本におけるコレラ流行史をみても,検疫,患者隔離,消毒体制が確立施行されて以後はたとえ越年したとしても翌年の流行源となったことはなく,その都度新しく海外より持ち込まれて流行したものである.

 終戦当時のいわゆる引揚者コレラ以来,絶えて久しく我が国ではコレラ流行がなかったのに,なぜ有田市を中心にコレラ流行が発生したのでもろうか.和歌山県コレラ対策本部の要請により,防疫活動に従事した体験によって考察してみよう.

1.コレラ菌の検査

小寺 健一

pp.586-591

 忘れられていた検疫伝染病のコレラは,昨年和歌山県有田市に集団発生するに及び,身近な伝染病となった.コレラの我が国への進入は,海外旅行者の増大に伴って,旅行先で感染し保菌者の状態で入国する者が多くなるものと考えられる.

 現在,多くの国で発生しているエルトールコレラはアジアコレラに比べて,症状は軽症または無症状のことが多い.典型的な症状は発熱がなく,激しい下痢"いわゆる米のとぎ汁様"または淡黄褐色の水様性の下痢,嘔吐を伴い重症な脱水状態に陥る.通常,患者が1名発見されれば,その周辺に軽症者または健康保菌者が潜在している可能性が多い.

2.カッパ型ファージ検査法

神中 寛

pp.592-596

アジアコレラ菌とエルトールコレラ菌

コレラ菌(Vibrio cholerae serotype O−1)がそのO抗原の性質に応じて,稲葉,小川,彦島の三つのサブタイプ(旧来の型別方式ではこれらを単に血清型(serotype)と言う)に分かれることは,周知の事実である.一方その生物学的性状の違いによっては,生物型(biotype)を分かつことができるが,ここで問題になるのはアジア(古典)コレラ菌(biotype cholerae;Asiatic or classical cholera vibrio)とエルトールコレラ菌(biotype el tor;El Tor cholera vibrio)の二つである(表1).BergeyのManual第8版ではこのほかproteusとalbensisの二つを挙げているが,前者は事実上問題となるような流行の原因になったことはなく(1884年,ボンでこの菌が分離された小流行が知られているのみ),後者は水棲細菌で性状が違い過ぎ,V.choleraeの生物型とするかどうかさえ問題なので,ここでは触れない.

 さてエルトールコレラ菌は1905年,Gotschlich1)によってシナイ半島のEl Tor検疫キャンプにおいて,赤痢様の症状で死んだ回教徒の巡礼数人から初めて分離されたためにこの名がある.

3.コレラ菌の天敵Bdellovibrio及び類似細菌の検査法

宮本 三郎

pp.597-602

デロビブリオとは

1.陸性デロビブリオの発見

 土壌中から植物病原菌に感受性を持つバクテリオファージを探していたH.Stolpは,ファージ分離に失敗した平板を処分しないで,そのまま恒温器内に放置していた.ところが2日後ファージプラックの認められなかったその平板上に,鮮明なプラックが形成されていることに気づいた.ファージと異なりこのプラックは2日目以降に出現すること及び経時的に大きくなることから,バクテリオファージ以外の因子による溶菌と考え,ついに細菌に寄生する"奇妙な細菌"を分離した.これがデロビブリオ(Bdellovibrio bacteriovorus gen.et sp.)の発見であった1)

第6回樫田賞受賞論文・1【新連載】

尿中のγ-glutamyl transpeptidaseに関する研究

長 裕子

pp.603-607

 尿中γ-glutamyl transpeptidase (以下γ-GTPと略)は他の尿中酵素に比べ高い活性を有し,正常尿では原尿のまま測定可能な酵素の一つである.γ-GTPは生体臓器では腎に最も豊富に分布し,組織化学的には特に近位尿細管の刷子縁に豊富に局在しているため,尿中に存在するγ-GTPは腎由来と報告されているが,必ずしも十分な裏付けはなされていない1,2).また腎疾患と尿中γ-GTPとの関連についての解析も余りなされていないうえ,正常値及び測定時の条件検討などもほとんど行われていない.筆者ら3,4)は尿中γ-GTPに関する研究を続けているが,本文では尿中γ-GTP測定の基礎的検討,正常値,そして尿中γ-GTPと病態との関連,及び尿中γ-GTPの由来について記述した.

総説

細菌感染症の迅速診断法

三輪谷 俊夫

pp.609-614

 細菌感染症の診断には細菌培養検査は欠くことができないが,現状では臨床家が利用しうる最少限度の情報を検査室から入手するまでには,早くても48時間を必要とする.極端な場合,検査成績を入手したときには患者は既に治癒していたり,死の転帰をとっていることもある.機械化,自動化の導入による臨床生化学検査などの目覚ましい進歩とは全く対称的である.細菌感染症の診断が十年一日のごとく何日もかかる培養検査に頼らざるを得ない理由の根底には,次のような根強い考え方がある.

 ヒトは有菌的な環境下で生存しており,感染症の診断に際しては,ヒトを取り囲む多種多様な微生物群の中から限られた起病菌のみを選別しなければならない.しかも検査の対象物が単なる物質ではなく,細菌という生きた微生物であり,その菌の性格を知るためには,ある程度以上まで菌の増殖が必要である.このため,より詳しく菌の性格を知ろうとすればするほど,より正確に菌を同定しようとすればするほど,時間がかかる.これが細菌培養検査の宿命なのである.筆者も当然このような考え方をしていたが,その反面"臨床に直結してもっと短時間内に,起病菌の種類や適切な治療方針を決める方法はないものであろうか"と考えあぐんでいたことも事実である.

臨床化学分析談話会より・57<関東支部>

羊水の酵素測定が有効—先天性ライソゾーム病

戸谷 誠之

pp.615

 第209回臨床化学分析談話会関東支部会(1978.2.21)は東大薬学部記念講堂において東北大医学部教授多田啓也氏から"先天性ライソゾーム病の酵素診断"と題する話題提供があった.

 近年,先天性ライソゾーム病という病名をしばしば耳にするようになったが果たしてこれはどういう疾病なのであろうか? 多田氏は豊富な臨床例の中からその引用例を示されながら,病態と診断,治療に関して解説を進められた.

臨床検査の問題点・103

運動による血液成分の変動

井川 幸雄 , 飯森 糸子

pp.616-621

検体採取は,通常被検者の安静時とか早朝空腹時に行われるが,一方知らずに運動後に採取して思わぬデータを得ることがある.一体,運動することによって血液成分はどう変わるのか—臨床化学分析,殊に酵素活性への影響を話し合う(カットはトレッドミルによる運動負荷)

検査と疾患—その動きと考え方・18

DIC症候群

松田 保 , 右見 正夫

pp.622-629

 患者 71歳,女子.

 主訴 右上腹部痛,発熱,食欲不振.

Ex Laboratorio Clinico・18

IgG型M-タンパクの示すASO特異性

河合 忠

pp.630-635

はじめに

 ASO,すなわち抗ストレプトリジンOは溶レン菌の菌体外毒素の一つであるストレプトリジンO (SLO)に対する抗体である.ASOは,溶レン菌の感染が始まってから7〜10日ころに上昇し始め,2〜5週後には最高値に達し,数週間で徐々に低下してくる1)

 ASOを検出する方法には,①毒素中和阻止反応を利用したRanz-Randall法と,②受身凝集反応を利用した方法とがある,すなわち,前者はASOの毒素中和活性を検査しており,後者ではASOがSLOというタンパク抗原と反応する沈降素活性を検査していることになる.このように異なった検出原理を用いたASO検査法が日常臨床検査に応用されており,時に両法の間で測定値が食い違うことが知られている.検出原理が違っていれば,測定値も違ってくるのが当然である,と言ってしまえばそれまでである.例えば,受身凝集法ではIgM抗体が反応しやすく,Ranz-Randall法では主としてIgG抗体が反応することが証明されているし,IgM抗体のほうが免疫後早期に出現することも明らかである(図1).しかし,抗体を定量するのに異なった原理を使った方法を広く採用している検査はほかにない.ここに,これから述べるASO測定に関する興味ある現象が発見されたゆえんがある.

座談会

下痢と検査

坂崎 利一 , 柳下 徳雄 , 入野 泰一 , 小沢 敦

pp.636-643

 下痢という言葉は,聞きなれているがその明確な定義は意外となされていない.したがって確固たる検査体制もない.そこで今月は,病原性大腸菌などが食品などを通じて起こす感染性の下痢と,ビールや牛乳を飲むと起こるいわゆる非感染性の下痢とに大別して,その実態を明らかにし,新しい検査のあり方を検討する.

新しい超音波検査法・6

胸部・呼吸器

名取 博 , 玉城 繁 , 吉良 枝郎

pp.644-650

 超音波診断法の呼吸器疾患への応用は,超音波診断装置の開発当初から種々試みられて来たが1〜3),肺の空気が障害となって内部構造の描写が妨げられるので,その適応には制約があった.そのために本法の呼吸器疾患への応用は極めて困難とされ,他方胸部X線写真から得られる情報が豊富なこともあって,臨床への応用や普及が遅れていた.しかし,含気のない胸壁,縦隔,横隔膜などの軟部組織の構造の映像化には超音波断層法が優れており,また日常の診療では,radiopaqueで内部構造を把握しえない胸部X線像を示す症例にしばしば遭遇するが,これら胸水貯留,胸膜肥厚や肺の含気が減少した状態は超音波診断法には好都合で,このような病的状態では胸郭内部も本法の対象となる.含気性の部分は主としてX線診断法,非含気性の部分は超音波診断法を組み合わせれば,両者の特徴を生かし,欠点を補って病変の実態を正確に把握することが可能になる.

 このような考え方のもとに,最近我々は呼吸器疾患の診断に超音波診断法を導入し臨床的評価を行っているが4,5),開かれつつあるこの分野の超音波診断法について,臨床例を示して紹介する.装置の詳細や超音波検査法に共通な一般的留意点については,既に本シリーズの他の項で述べられているので最少限にとどめた.

研究

血液成分の生理的変動第2報—血清コレステロール及びβリポタンパクの5年間の追跡観察

山本 和子 , 塩原 正一 , 今堀 彰 , 柳田 美子 , 北川 富雄 , 千葉 裕典

pp.651-654

はじめに

 血清脂質の測定は近年,動脈硬化との関連において重要な検査となってきた1〜3).これら脂質の測定法,意義及び正常値などについては既に多数報告されている4〜11).またこれらの脂質は,血中ではタンパクと結合してリポタンパクとして存在しているが,リポタンパクについての研究も最近大きく進展した12〜21).我々は教室員の健康管理を主な目的として,血液,尿,血圧の検査を毎月実施してきたが,血清コレステロールとβリポタンパクについては5年前から測定を開始した.

 このような試みは,勝沼22)が白血球について,大島ら23)がコレステロールについて,中川ら24)がヘモグロビンと全血比重について行った例が報告されてはいるものの,これまで余り多くはなされていない.そこで,我々は,血清コレステロールとβリポタンパクの5年間の追跡観察結果について若干の検討を行ったので報告する.

臨床検査室における細菌の同定,薬剤感受性試験の現況—第5回九州臨床検査精度管理研究会の調査成績から

那須 勝 , 猿渡 勝彦 , 糸賀 敬

pp.655-660

はじめに

 九州地区において,臨床検査の精度管理,検査技術及びその知識の向上を目的として九州臨床検査精度管理研究会(会長:久留米大 山崎晴一朗教授)が発足して,第5回目(1977年3月)を迎えた.細菌検査部門は,今回初めて参加し,当院検査部が主体となって未知の菌株を各施設へ配布して,菌種の同定,薬剤感受性試験についての精度管理調査を行った.アンケート用紙回収率は,配布した83施設のうち76施設から回答があり,91.6%であった.その集計されたデータを基に,本稿では九州地区の臨床細菌検査の現況と,これに関する若干の考察を加えたので,報告する.

HBs抗原陽性者におけるe抗原,e抗体の頻度

金子 スミ枝 , 千葉 めぐみ , 瀬戸 幸子 , 伊瀬 郁 , 兼子 澄子 , 若林 郁子 , 内藤 成子 , 塚田 理康 , 真弓 忠

pp.661-662

はじめに

 Magniusら(1972年)によって,HBs抗原陽性血清中に見いだされたe抗原,e抗体が,臨床検査のうえで注目されている.今回,虎の門病院のHBs陽性患者検体について,e抗原,e抗体陽性率を年代別,性別,HBs抗原の抗原価との関連で調べたので報告する.

新しいキットの紹介

血液ガス分析における"Blood G.A.S.Control"の評価に関する研究—特に保管条件及び開封後経時変化について

矢内 千鶴子 , 小川 桂子 , 四元 千恵子 , 毛利 昌史 , 白石 透 , 山中 學

pp.665-668

はじめに

 近年のように血液ガス分析が重要視され,その需要が増えてくると,その手技も省力化されることが要求され,しかも正確なデータが迅速に得られなければならない.電気的血液ガス分析計を用いて血液ガス分析をするに当たっては,測定機器が正確に較正されていることが第一の条件である.我々は普通測定する前にpH,PCO2,PO2についてキャリブレーションを行う.キャリブレーションが正確に行われたという前提で測定に入るが,そのキャリブレーションが正確に行われたという保証はない.また,電極膜やKCl溶液,恒温槽の温度の状態など,種々の測定値に影響する条件を標準物質を用いて監視することができれば有り難い.最近になって,このような精度管理の目的で作られたアンプル入りの標準液ブラッドG.A.S.コントロール(ワーナー・ランバート社)が,日本でも市販されるようになり,また,自製のものを含み,このような標準液の使用経験に関する報告も散見される1〜4).我々はレベルⅠ,Ⅱ,Ⅲの3種類のブラッドG.A.S.コントロール(SET No.4B 467)について,そのpH,PCO2,PO2を測定し,精度及び安定性について検討する目的で本研究を行った.

Latex凝集反応によるCRP検出法の検討

松田 重三

pp.669-672

はじめに

 いわゆる急性相反応物質の一種であるC反応性タンパク(C-reactive protein,以下CRPと略す)の検索は,非特異的な病的タンパクとはいえ,その疾患が炎症性のものであるか否かの判定,あるいはその重症度や予後判定など,臨床的に有用であることは広く認められている1,2)

 さて日常臨床検査において,CRPは主として毛細管法により検索されている.しかし,本法はその結果を得るまでには,少なくとも2時間以上,通常は18時間以上を要し,緊急検査法としては必ずしも有用ではなかった.

Laboratory Instrumentation

尿自動分析器

川島 徹 , 林 康之

pp.674-677

 尿定性検査の簡易化は試験紙の登場によってほぼその目的を達したかの観がある.一方,定量検査法に関してはまだそのほとんどが用手法に頼っており,検体の持つ不潔感からどうしても敬遠される作業となっている.血液化学,血清免疫部門に比較して本来は最初に自動化されてしかるべきものなのであるが,遅れて現在に至っている.その理由は幾つかあげられるが,最大のものは尿中成分の不均一なことであると思われる.また単一成分であってもほとんど0に等しい濃度からその106倍に至るまでの濃度差を持ち,とても単純な測定法ですべての範囲を正確に再現性良く測定することはできない.この致命的とも言える検体側の欠陥をいかにうまく覆い隠すかが自動化への道を遠くしたと言えるであろう.我々は昨年から日立678型分析計を使用し,日常検体処理を試みたのでその内容を紹介する.

検査室の用語事典

心機能検査

椎名 晋一

pp.679

59) Heart sound;心音

心臓から発する音.比較的低調で,持続の短い振動で,心周期の一定の時点に生ずる.

内分泌検査

屋形 稔

pp.680

50) Gestagen;ゲスターゲン

黄体ホルモン作用を持つ物質の総称でヒトではプロゲステロンが主なものである.生合成過程で性腺及び副腎アンドロゲン,エストロゲンの前駆物質.卵巣で排卵後の黄体細胞より分泌され,妊娠時胎盤より多量に分泌される.合成ゲスターゲン剤は各種疾患の治療,続発性無月経の鑑別試験に用いられる.

質疑応答

血液 急性肝炎のPT TT,への影響

U生 , 吉村 良之介

pp.681-682

 〔問〕急性肝炎においてのトロンボテスト,プロトロンビン時間検査の影響の度合いを教えてください.

免疫血清 CRP試験の判定

H生 , 富田 仁

pp.682-683

 〔問〕CRP試験は1+〜4+までとか1+〜10+までとか,試薬によって判定がかなり違います.臨床的にはどのようにこの判定の違いが考えられているのでしょうか.またどちらの試薬が良いのでしょうか.

免疫血清 補体の活性化と補体測定の意義

M生 , 近藤 元治 , 竹村 周平

pp.684-685

 〔問〕生体血中において,ある補体の量を測定したところ低下している場合に,その補体が活性化されると解釈されますが,その理由をお教えください.酵素などの物質では,血中で活性化された場合,通常は活性増加あるいは量的増加という形で表現されることが多いと思うからです.

臨床生理 シールドルームの条件

O生 , 桜井 隆

pp.685-687

 〔問〕脳波や筋電図検査で交流障害を防止するためのシールドルームは,①どのような原理に基づいているのか,②理想的な作り方の要領,について教えてください.

一般検査 尿細管性タンパク尿

T生 , 斎藤 寛

pp.687-689

 〔問〕尿細管性タンパク尿とその検査の方法についてご教示ください.

一般検査 尿沈渣のpale cell,glitter cellについて

M生 , 猪狩 淳

pp.689-690

 〔問〕尿沈渣のpale cell, glitter cellについて教えてください.

検査機器 スパイロメーターのベルファクターの検定

K生 , 田中 元一

pp.690

 〔問〕スパイロメーターのベルファクターの検定(キャリブレーション)法をお教えください.

診断学 胃生検における組織学的診断の分類

W生 , 谷口 春生 , 田村 宏

pp.691-692

 〔問〕胃の生検材料の組織学的診断でグループⅠ〜Ⅴまで分けておりますが,その内容を簡潔にお教えください.特に細胞診のパパニコロウ分類との関連性をご教示ください.

雑件 パーセンタイルとパーセンタイル法による正常範囲の計算法

K生 , 臼井 敏明

pp.692-694

 〔問〕正常値を示すのにパーセンタイルという表示がありますが,その意味と意義を教えてください.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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64巻12号(2020年12月発行)

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64巻11号(2020年11月発行)

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64巻9号(2020年9月発行)

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今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

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59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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