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カラーグラフ
アイソザイムの染色パターン
著者: 加野象次郎1
所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.818 - P.819
文献購入ページに移動 電気泳動法の導入に伴い,アイソザイムの分離定量は,近年,広く行われるようになってきた.特に,LDH, ALP,アミラーゼ,CPKなどの酵素は既に日常分析に取り入られつつあり,障害臓器の診断のために,より質の高い情報を提供しつつある.
アイソザイムの分析法には,分離の手段として,電気泳動法,ゲル濾過法,イオン交換法や等電点電気泳動法などがあり,それぞれアイソザイムの特質や分離の目的に応じて幾つかの工夫がなされている.ここでは,LDHとALPの代表的な2酵素について,症例を中心にその染色パターンを挙げ,また,異常なパターンに遭遇した場合の検索の過程を合わせて紹介する.
アイソザイムの分析法には,分離の手段として,電気泳動法,ゲル濾過法,イオン交換法や等電点電気泳動法などがあり,それぞれアイソザイムの特質や分離の目的に応じて幾つかの工夫がなされている.ここでは,LDHとALPの代表的な2酵素について,症例を中心にその染色パターンを挙げ,また,異常なパターンに遭遇した場合の検索の過程を合わせて紹介する.
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