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新しい末梢脈管機能検査法・2
指尖脈波
著者: 椎名晋一1
所属機関: 1東京医科歯科大学,病院検査部
ページ範囲:P.879 - P.883
文献購入ページに移動 かつて脈波計は四肢の容積変化を空気または水を介しててこなどで拡大記録するもので,指尖のような微小な容積変動を記録することは困難であった.1954年Bu-rch1)によって,タンブラー方式を改良して光点の動きを感光紙に記録するようになって,指尖の微小変動の記録が可能になった.その後,エレクトロニクスの発達に伴い,指趾尖の透過光あるいは反射光の吸光量変化を指趾尖の容積変化として電気的に記録する光電式が考案された.また指趾尖の容積変化をインピーダンスの変化で求めるインピーダンス式,閉鎖管式内におかれた指趾尖の容積変化を,その中の空気の容積あるいは圧変化として求める空気ストレンゲージ式などが考案された.
近年これらの機器を用いての末梢脈管機能の検査が行われ,臨床的にも有用な情報を提供するものと認められている2〜5).ここでは脈波を中枢脈波と末梢脈波とに分け,前者は主として圧脈波,後者が容積脈波を対象とするので,末梢容積脈波について述べる.
近年これらの機器を用いての末梢脈管機能の検査が行われ,臨床的にも有用な情報を提供するものと認められている2〜5).ここでは脈波を中枢脈波と末梢脈波とに分け,前者は主として圧脈波,後者が容積脈波を対象とするので,末梢容積脈波について述べる.
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