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技術解説
血小板寿命検査
著者: 塚田理康1 斉藤京子2
所属機関: 1虎の門病院血液学科 2虎の門病院中央放射線部RI室
ページ範囲:P.944 - P.950
文献購入ページに移動血小板産生量を直接測るものとしては,75Se-selenomethionine,35S-sulfate,35S-methionine,32P-sodium phosphateを静注して骨髄巨核球の細胞質を標識し,その細胞質から血小板が分離される際に血小板内に残った放射活性を,末梢血血小板を集めて測定する方法がある.この方法は血小板以外の血球,血漿タンパクも標識してしまうため,血小板寿命の著しく短い例,著しい巨核球低形成例では正確な値を得ることが難しい.また巨核球を標識する時間が血小板の平均寿命に比べて長いことなどの理由で,臨床検査としては用いられていない.
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